学校生活

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児童生徒会引継ぎ式

 2月28日、児童生徒会引継ぎ式が行われました。感染症拡大防止のため、例年とは時期をずらし、時間短縮での引継ぎとなりましたが、春を感じさせる暖かな日差しに祝福される晴れやかな新役員発足の日となりました。旧役員の皆さん、一年間お疲れ様でした。有難うございました。そして新役員の皆さん、それぞれの決意を胸に、一丸となって小野特の歴史を繋いでいってくださいね。

みんなのアート展

 1月19日(水)~23日(土)に兵庫県立美術館で「第17回みんなのアート展」が開催されました。兵庫県下の県立市立の特別支援学校が参加する大きな展覧会で、毎年3000点近い作品が出品されています。

 

今回のポスターには昨年度「県知事賞」を受賞した小学部5年生の岡田琉星さんの作品が採用され、会場内のあちこちで見ることができました。

 

 今年度は中学部3年生の藤原菖さんが「兵庫県特別支援教育振興会会長賞」を受賞し、小学部5年生の小塩春馬さんが「兵庫県教育委員会賞」を受賞しました。

 

 会期の最終日は藤原菖さんが美術館で表彰状を受け取りました。ステージの上で表彰状と盾を持ってニッコリ。卒業前の思い出をまた一つ刻みました。

 

 藤原さんの作品は様々な色の粘土を小さく丸めてレイアウトした、カラフルな作品です。題名の「なないろ」は「無限に広がるグラデーション」の意味です。藤原さんの表情のように明るく、朗らかな作品です。

 

 小塩さんの作品の題名は「足跡」。かぶと虫やクワガタムシの背景には、緑色や橙色の力強いタッチが描かれ、生き物の鼓動が聞こえてくるようです。

岡田琉星さん 小野市市民文化奨励賞受賞!

  昨年度の「第16回みんなのアート展」で最高賞である「兵庫県知事賞」を受賞された本校小学部5年生の岡田琉星さんが、このたび小野市市民文化奨励賞を受賞しました。市の表彰式は中止となりましたが、学校の終業式で校長先生から表彰状を受け取りました。ウキウキと前に出て表彰状を手にした琉星さん、「ありがとう!」と元気にお礼を言いました。今回の表彰で、さらに多くの人に作品を知ってもらえる機会になったのではないでしょうか。

 琉星さんの作品「It’s me Ryusei」は、36枚の小さな自画像の集まりです。泣いたり、笑ったり、困ったり…。日々の生活の中で誰もが抱く感情や、心の中の有りようが作品の中の琉星さんの表情に表れています。この作品を見た人たちが「なるほど!」「分かる分かる!」「自分も同じように感じること、あるよ!」と、笑ったり共感したりして、温かい気持ちになってもらえたら素敵ですね。

自主研究発表会

 12月14日(火)に小野特別支援学校で自主研究発表会を開催しました。前半は、それぞれのクラスで研究授業を行い、全体会では、「一人ひとりの力を高める自立活動の指導」について実践発表をしました。後半は、各教室で分科会を開き、授業について討議をし、その後の全体会では、関西国際大学教授の中尾先生から指導助言・講演をしていただきました。お忙しい中、たくさんの方々に参加していただき、充実した自主研究発表会になりました。

公益信託課加茂豊子障害児教育援助基金による「おもしろ自転車」の寄贈

 「心身障害児に対する教育は、その施設拡充等各種の対策が図られていますが、未だ教育活動の分野においては不十分といわざるを得ない状況と思います。そこで私、加茂豊子は遺産の一部を社会に還元し、もって心身障害児の社会的自立をめざした教育にいささかでも役立たんことを目的としまして、公益信託を設定することを遺言します。」という加茂豊子様のご遺志のもと、今年5月に、小野特別支援学校が助成候補先として推薦されました。そこで、子どもたちが大好きな「おもしろ自転車」の購入を助成していただく申請をしたところ、9月に助成金給付が決定しました。そして12月8日本校に「おもしろ自転車」が寄贈されました。児童生徒会が「おのとくタクシー」と命名。前面のイラストは、「おの特の丘」で本校の児童生徒が遊んでいる様子をイメージして、本校の美術科教師が描きました。

 12月13日の朝会で寄贈式を行い、みんなに披露されました。初めて見たみんなの目はキラキラ!早速試乗した子どもたちは、ニコニコ笑顔が溢れていました。「なかよく」「たのしく」みんなで大切に使っていきます。